2012年5月12日土曜日

丸岡城 (重要文化財) 051

2012年5月12日 北陸城巡りの2日目です。

山代温泉 ゆのくに天祥 で美味しい朝食を食べ、仲居さんに見送られて出発しました。
明け方、結構雨が降っていたので心配でしたが、何とかあがりました。

山代温泉から30分ほどで到着。一筆啓上茶屋前の無料駐車場に止めました。

まず丸岡歴史民族資料館(天守との共通券:\300)でお勉強してから、いざ登城!

丸岡城 縄張

丸岡城は1576年(天正4年) 織田信長の家臣で、越前ほぼ一帯を領していた柴田勝家の甥である勝豊により築城されました。五角形の内堀が廻らされていた珍しい縄張ですが、現在は埋め立てられ、天守(重文)と本丸の石垣しか残っていません。

天守(重文)

大入母屋の上に廻り縁のある小さな望楼を載せた古式の外観から、現存最古の天守とも呼ばれています。古くから残る「本物」という感じで、小さいですが非常に趣のあるいい天守です。

窓もいい具合に古びています

石工の人が掘り残したのでしょうか?

天守の入口前には長い直線の階段があります。中のガイドの方の話では、当時からこのような階段だったそうで、非常に無防備です。この城は戦う為ではなく、見張り台の役目を果たしていたのではないかということです。

天守入口

天守1階です。外からの見た目よりは広いです。

天守1階

昭和の修復時の記録

この柱の下に人柱として少女が埋められたそうです
かわいそうに(涙)

2階への登り階段
ロープを持たなければ登れません

2階
右奥が1階からの階段

屋根は石瓦が葺かれています。雪国のため、通常の瓦では冷えて割れるそうです。

2階窓からの眺め
石瓦と屋根の懸魚

2階から3階への階段は更に急で、これはもうはしごです。

2階の階段

天守最上階も意外と広いです。

最上階

廻り縁
外に出られないようになっていましたが納得です

天守を出て、駐車場に戻ります。気持ちのいい散歩道です。
家の近くにこんなお城があればなぁ~


こじんまりしたいいお城でした。また来たいです。
車に戻り、次は一乗谷へ向います。


資料


■築城者 柴田勝豊
■築城年 1576年(天正4年)
■主な改修者 なし
■主な城主 本多氏、有馬氏
■城郭構造 連郭式平山城
■天守 独立式望楼型 2重3階(建造年不明)
■遺構 現存天守、移築門、石垣




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