家族でビーナスライン周辺へ旅行に行った帰りに立ち寄りました。曇り時々雨のあいにくの天気でした。車を高島公園横にある市役所の駐車場(無料)に止めて、いざ登城!
高島城は、かつては諏訪湖に突き出した水城で「諏訪の浮城」と呼ばれていたそうですが、江戸時代初めに諏訪湖の干拓が行われ、水城の面影は失われたようです。しかし浮城の異名を持っていたことから、日本三大湖城の一つに数えられています。
駐車場を出ると、堀と石垣が残っています。そして北東隅に角櫓があります。
角櫓
角櫓の西には冠木門があり、冠木橋と天守が見えます。なかなか美しい!
東から天守を望む
天守は廃藩置県で明治8年に破却されました。現在の天守は、明治初頭に撮影された写真を元に鉄筋コンクリートで復興されています。窓の大きさや位置などの細部が異なり、屋根は瓦葺ではなく檜の薄い板を葺く柿葺でしたが、銅板が葺かれています。
天守北側
高島城を築城したのは日根野高吉で、織田信長、豊臣秀吉の下で普請を経験していたことから、織豊系城郭として築城し、石垣を築いて天守も上げている。
冠木橋を渡り、冠木門から本丸に入ります。
冠木門
本丸は庭園になっていて、当時に建物は何も残っていません。
天守は階段を登ると入り口があります。
内部は資料館になっています。
最上階からは諏訪湖が見えます。天気が悪かったので、遠くの山々は見えませんでした。
本丸の北側に二ノ丸と三ノ丸がありましたが、現在は住宅地になっています。残念です。
資料
■築城者 日根野高吉
■築城年 文禄元年(1592年)
■主な改修者 諏訪忠粛
■主な城主 日根野氏、諏訪氏
■城郭構造 連郭式平城
■天守 独立式望楼型3重5階(1598年築 非現存)
(1970年 RC造復興)
■遺構 石垣、堀、門
暑い中でも、そこに城があるから、登城してしまう…。
返信削除私も、行きましたが中々良い城です。
1592年…
あと40年ほど前なら、武田の思考も見えますが、
このころだと豊臣政権の力を感じられますね。