この日は「たかとり お城まつり」があり、火縄銃の実演があるということで、この日に登城を決めていました。
朝9時過ぎに 近鉄壺阪山 駅に到着、登城を開始しました。
ルートは猿石側から登り、壺坂寺側から下山しました。
高取城は標高583メートル、比高350メートルの高取山山上に築かれた山城で、日本三大山城の一つです。当時は山上に白漆喰塗りの天守や櫓が29棟建て並べられた広大な城郭だったようです。
駅から祭りの準備をしている町並みを通り過ぎ、段々山に入っていきます。
山に入って暫くしたところで石碑がありました。
黒門跡あたりにあった石碑
さらに登っていきます。段々汗だくになってきました。
七曲りという折れ曲がった坂道を越えたところで、猿石といわれる石が置かれていました。
猿石
ここから先は細い山道になっていました。猿石の先にニの門跡があったはずですが、その場では気づきませんでした。(疲れのせいもあるかも?)ただ、草に覆われた石垣が現れはじめました。
ここら辺りは城内なので、当時は櫓などの建物が建っていたのでしょう。
そして三の門跡を超え国見櫓跡に着きました。石垣もしっかり残っており、名前の通り、下界が見渡せ、すばらしい眺めでした。何と大阪市内のビル郡も見えました。
そして矢場門跡を超え、松の門跡ではかなりの高さの石垣が残っていました。
さらに宇陀門跡,千早門跡と超え三の丸に入り、大手門跡に到着しました。
大手門跡
大手門を入って十三間多聞跡に到着。
十三間多聞跡
十三間多聞内は二の丸です。紅葉がきれいです。
二の丸にて(正面は新櫓の石垣)
新櫓石垣の左側から十五間多聞跡を入るといよいよ本丸に到着しました。
本丸
本丸はちょっと狭いかな?山頂ですからね!
早速天守台へ
天守台
天守台の中央に国土地理院の三等三角点が立っていました。ここが高取山の山頂のようです。
時間は10時半頃でした。ちょっと早いですがここで昼食にしました。
一緒に行った友人の奥さんのお弁当をいただきました。(奥さん、ありがとうございました。とっても美味しかったです!)
本丸は寒くてじっとしておれず、さっさと下山することにしました。
本丸の石垣を一周し、草にまみれた石垣に感動しながら・・・それにしても、こんな山頂によくこれだけの石垣を築けたものです。ただただ感心するばかりです。。。
帰りは壷坂寺経由で帰るので、大手門を出てから左に曲がり、壺坂口中門跡を経て降りていきました。
壺坂口中門跡
途中、五百羅漢に参拝し、壷坂寺を横切って城下町に戻ってきました。
時間は13時過ぎでした。
お祭りの火縄銃実演は15時半からだったので、二の門が移築されている子島寺へ行きました。
子島寺の門(二の門移築)
いま行ってきた城の唯一の現存建造物だと思うと、感慨深いですね。
参拝してから、火縄銃の実演を見ました。腹に響くものすごい音で迫力があり、待って見た甲斐がありました。
今回は寒くて本丸をじっくり見れなかったので、ぜひもう一度登城したいです。ただ次回は途中まで車で行ってもいいかな。。。、
資料
■築城者 越智邦澄
■築城年 1332年(元弘2年)
■主な改修者 筒井順慶、本多利久
■主な城主 越智氏、筒井氏、本多氏
■縄張 連郭式
■立地 山城
■天守 連立式3層3階地下1階(非現存)
■遺構 石垣、堀、井戸