2010年10月11日月曜日

大阪城 千貫櫓 他

2010年10月11日に登城しました。

今回は「千貫櫓(せんがんやぐら)・多聞櫓・金蔵(きんぞう」特別公開があったので、今年3度目の登城です。
特別公開は3日間だけで、金蔵の公開は珍しいようです。

いつもは環状線の森之宮駅から攻めるのですが、今回は東西線の大阪城北詰駅から北外濠に沿って西側へ廻り、乾櫓を見ながら大手門から攻めました。

左から 千貫櫓 多聞櫓 大手門

大手門(重文)を入ると枡形になっていて、入って正面から左側の門の上までL字型に続いているのが多聞櫓(重文)で、現存の多聞櫓の中では最大級だそうです。

多聞櫓(大手口大門上が渡櫓 折れ曲がった右側が続櫓)

多聞枡形(大手口大門)を抜けて3箇所共通入場券(200円)を購入し、いよいよ多聞櫓に入ります。

多聞櫓(続櫓)入り口

続櫓内部は天井が高く、武者走り(廊下)の右側に6室の部屋があります。

続櫓内部

武者走りを抜けると渡櫓につながっていて、4室になっています。大手口大門上部にあたる部分が一番広く、70畳ほどあるそうです。今まで見た櫓の中では最大です。

続櫓内部
奥の部屋が大手口大門上部

多聞櫓を出ると千貫櫓が見えます。

千貫櫓

千貫櫓内部は周りが武者走りになっていて、結構広いです。
床の穴からカメラのレンズを入れて撮影したところ、床下は石で敷き詰められていました。

千貫櫓内部

多聞櫓を出て、次は本丸にある金蔵に向いました。
3連休の最終日で天気が良かったので、天守前は大勢の人で賑わっています。
金蔵は天守の南東にあります。こじんまりしていて、トイレと間違えそうです。しかしこれも重文です。
金蔵

金蔵は他のお城にもあったようですが、現存しているのはこの金蔵だけだそうです。
内部は2室になっていて、広さは30畳ほどでしょうか・・・

金蔵内部

窓には鉄格子がはめられ、床下は石が敷き詰められ、扉は3重で、さすがに頑丈に作られています。
金蔵を出て天守を眺め、今回は初めて本丸の北側から帰ることにしました。

山里口出桝形から天守を望む

本丸北側には山里丸があり、当時ここで千利休と茶会を催したりしたそうです。
しかし大坂夏の陣落城時、淀殿と豊臣秀頼が自刃した所でもあります。
極楽橋を渡って内濠の外へ出て、青屋口門から城外へ出ました。

青屋口門

この門は大坂城の裏口(搦め手口)の一つで城の鬼門にあたるそうで、当時は常に閉められていたそうです。

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