姫路から姫新線で本竜野まで行き、そこから歩いて20分弱で到着しました。
まずは大手門(埋門)です。
大手門
なかなか立派です。これは復元?模擬? しっかり造られています。
大手門右の坂を上がって城内へ
明応8年(1499年)に豪族の赤松村秀が鶏籠山に山城を築いたのが始まりで、天正5年(1577年)に豊臣秀吉によって開城され、城主として蜂須賀正勝(小六)を置きました。
江戸時代に万治元年、城主であった京極高和の丸亀移転の際に破却されましたが、1672年に脇坂安政によって山頂の郭は放棄され、山麓居館部に陣屋形式の城郭(龍野城)が再建されました。
坂を登った所に龍野市歴史文化資料館があり、その前に再建の多聞櫓があります。
多聞櫓
本丸の方へ進むと先ほどの大手門があります。埋門であることが良く分かります。
本丸の御殿は1979年に復元されたものです。
本丸御殿
内部の見学は無料です。ありがたい!
田舎の城ながら、立派な上段の間があります。
上段の間
元々障壁画は狩野一門の絵師が描いたものだったようです。
現在の障壁画は地元のヒガシマル醤油さんが寄贈したそうです。
御殿全体は村の公民館的に使われている印象です。
御殿を出て西に進み、無名の門から城外へ出ました。
隅櫓(模擬)を見るためです。
隅櫓
模擬とはいえ、この城で一番城らしい風景です。絵になります。
龍野城周辺は城下町の風情をあちこちに残しています。龍野は醤油で有名な町なので、醤油会社が多数見られます。
醤油会社と防火用水?
当日は非常に暑かったので、武家屋敷等を散策する元気がありませんでした。
このままでは駅に戻るまでにヒカラビそうだったので、龍野で有名なカフェ エデンの東 に立ち寄りました。
エデンの東
涼しい!!!
私にしては珍しくかき氷 宇治金時 を注文。生き返りました。
資料
■築城者 脇坂安政
■築城年 寛文12年(1672年)
■主な改修者 なし
■主な城主 脇坂氏
■城郭構造 平山城
■天守 なし
■遺構 石垣